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ある日、UFOのユータはおかあさんと一緒に散歩にでかけました。
ユータはひとりっ子なのでいつも”たくさんお友達がほしいなぁ”と思っていました。
散歩をしていると目の前にまっ青な美しい星をみつけました。
”オゾンの中に入ったら迷子になるからあの星に近づいてはだめよ。”とおかあさんは言いました。
ユータはだめと言われるとよけいにやりたくなる性格です。
散歩の途中、そっとおかあさんから離れその星に近づいてみました。
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その星は厚いオゾンの壁に守られていてとても中に入れそうにありません。 あきらめて戻ろうとしたとき北極ちかくにぽっかりとあいた穴を見つけました。 ”よし入っちゃえ。すぐ出てくれば大丈夫さ。” ユータはぴゅ〜んとエンジンをならし穴に入っていきました。 穴から入るとそこには高くそびえる氷山と真っ青な海が広がっていました。 ユータは氷山の間を海面すれすれに猛スピードでかけ抜けました。 ”わぁ〜、なんてスリルがあるんだ。遊園地よりずっと面白いや。” ふと空を見上げると赤いグライダーが飛んでいました。 "ぼくとちょっと飛び方が違うけどお友達になれるかもしれない。” ユータは近づいて”こんにちは”とあいさつしました。 するとグライダーはあわてて急降下をしてユータから離れていきました。
海の上を飛んでいるといるかに出会いました。 ユータは電波を飛ばしてあいさつをしました。するといるかもこんにちはと答えてくれました。 ユータはこの星がすっかり気に入ってしまいました。
しばらくすると不思議な飛び方ををする物体を発見しました。 地上ではひとりの男の子が浜辺でタコをあげていました。 ユータはタコの飛び方をまねて右に左に上へ下へと遊んでいました。 ”もしかして君はぼくたちの仲間なの?”ユータはタコに聞きました。 そのとき突然強い風が吹いてきて、ユータはタコ糸にからまって くるくると地上に落ちてしまいました。
ユータがもがいているとひとりの男の子が近づいてきました。 そしてユータにからまったタコ糸をほどき始めました。 タコ糸は何十にもからまり簡単にほどけそうにありません。 男の子はユータを近くの洞窟の中にかくして家からはさみを持ってきました。 そして一本一本タコ糸を切り始めました。 やっとユータが飛べるようになった頃にはもう夕日も沈みかけていました。 ユータは男の子の頭の上をくるくると回りお礼をいうと急いで入ってきた 大きな穴を探しに戻りました。 一生懸命に探しましたが穴はなかなか見つかりません。 冒険好きなユータもだんだん心細くなってきました。 すると突然いくつもの銃弾がユータめがけて飛んできました。 おどろいて後ろを振り向くと灰色のするどい目をした飛行機がユータをものすごい スピードで追いかけてきます。
![]() ユータは右に左に上へ下へと飛びまわって一生懸命に逃げました。 雲海の中に隠れてじっとしていると、やがて灰色の飛行機は見えなくなりました。 ほっとして空を見上げると遠くにあの穴が見えました。 ユータは大急ぎで穴から宇宙に飛び出しました。
![]() そして力の限り電波を飛ばしておかあさんを呼びました。 するとおかあさんのなつかしい電波が返ってきました。 ”あ〜、怖かった。でも楽しかったな・・・あの星。” |

written by izachu